プログラミングを教えているえりんご先生がいま沖縄に注目している理由って何があるんですか?
フィリピン在住歴が長いので、気候が暖かくて住み心地が良いところが似ているなってところも大きいんですけど、実は沖縄のIT事情がおもしろいというのもあるんです!
なるほど!
沖縄におけるITのおもしろさって具体的に何があるんでしょう?
沖縄は10年くらい前から経済特区となっていて、地方では珍しくIT企業の進出が盛んに行われているんです。
それは知らなかったです!
詳しく聞かせてください!
もちろんです!
沖縄がどんなところか基本的なところから解説していきますよ〜
沖縄の基本情報
沖縄のIT事情を知る前に、まずは沖縄の基本情報から再確認していきましょう!
地理
沖縄は総面積が約2281平方キロメートルで、日本で4番目に小さい県です。
沖縄本島のほか、有名な離島として石垣島や宮古島があり、また日本最西端の与那国島など多数の島が存在します。
面積では小さい沖縄県ですが海を含めたエリアは広大で、
・東西約1,000キロメートル
・南北約400キロメートル
にもなり、広大な海域を含めた沖縄の面積は、本州の約半分の広さにもなります。
また、近年はアジアのハブ としても沖縄は注目されています。
県庁所在地である那覇市の半径1,000km圏内には中国の上海・福州や台湾全域、1,500km圏内には南京(中国)、ソウル(韓国)、香港、マニラ(フィリピン)などが位置することから、アジア諸国のアクセスも良好です。
国内においても全国各地から那覇への便が出ているので、アクセスは便利ですよね!
気候
沖縄は亜熱帯気候に属し、高温多湿で年間の降雨量は2,000ミリを超えます。
ただし、最高気温が35度超える猛暑日になることは珍しく、また冬は最低気温が10度を下回ることが滅多にありません。
そのため、1年を通して過ごしやすい気温なのが特徴です。
南国で海がとても綺麗なので、レジャーやマリンスポーツが盛んですよね!
ですね!
ただ5月〜9月は台風シーズンで飛行機や船の欠航も多くなるので、訪れる際はご注意を〜
人口と人々の性格
沖縄の人口は約146万人(2021年1月1日時点の推計)です。
うち約5分の1が本島の那覇市や沖縄市など、都市に居住しています。
沖縄人は、典型的な南国気質でのんびりとした性格の方が多いです。
メディアでは沖縄の県民性としてよく、
・陽気
・おおらか
・時間にルーズ
・お金にルーズ
・出世欲がない
・親戚や近所での助け合いが盛ん
・子沢山
などが取り上げられます。
フィリピン人に通じるところがあるので、私は沖縄の人の様子を見るとフィリピンにいた頃をいつも思い出します(笑)
抱えている問題
沖縄が抱えている問題を以下で解説します。
この機会に、少しでも理解しておきましょう。
貧困
沖縄では貧困が社会問題になっています。
背景には
・収入が低いこと(最低時給は全国ワーストレベル)
・満足な収入が得られる仕事が少ないこと
・家賃が高いこと
・物価が高いこと(輸入に頼っているため)
などがあり、貧困率は全国平均の2倍とも言われています。
県外から移住する人も、沖縄の生活費の高さが理由で短い期間で去ってしまう人も多いようです。
えりんごとしても、確かに沖縄の家賃は想像より高いなという印象ですね。
ただし、飲食店や食品、車(中古車とレンタカー)は激安なので、家賃さえなんとかまかなえればとても住みやすい場所です!
米軍基地
米軍基地は沖縄を代表する社会問題の1つ。
日本国内の米軍専用基地の約70%が沖縄にあり、沖縄本島の実に15%を米軍基地が占めています。
米軍は日本の抑止力としての機能を持つ一方、
・普天間基地の辺野古移設
・騒音
・米兵による犯罪
といった問題があり、これからの課題解決も一筋縄ではいかないでしょう。
経済特区としての沖縄県うるま市
那覇市から車でおよそ1時間でアクセス可能なうるま市は、沖縄第3の都市であり、2005年4月の合併によって誕生しました。
このうるま市は、発足直後に日本唯一となる経済特区に指定されています。
具体的には、
・40%の法人税控除
・土地、建物等の経費に対し最大25%を助成(最大10億円)
・35歳未満の新規雇用に対し最大120万円/人を助成(最長2年間)
の恩恵を、経済特区に進出した会社は受けることができます。
製造業が中心ですが、情報通信業も対象に含まれており、沖縄に進出したいIT企業にとってもありがたい制度です。
沖縄はアジアにおける国際情報通信拠点(ITブリッジ)を目指している
日本唯一の経済特区を持つ沖縄が目指す姿は、アジアのハブである地理的優位性を生かし、アジアにおける国際情報通信の拠点「ITブリッジ」として日本とアジアを繋ぐ架け橋となることです。
そのために、国内外からより多くの企業に課税の特例優遇措置が受けられる経済特区の仕組みを利用して沖縄進出をしてもらい、県内産業のIT分野でのさらなる発展を目指しています。
詳しくは、以下の公式サイトも参考してみてください。
沖縄の代表的なIT企業を紹介
えりんごが選ぶ、沖縄の代表的なIT企業を以下で紹介します。
琉球オフィスサービス
琉球オフィスサービスは、製作費無料・月額7,900円〜と格安なことから、沖縄で絶大な人気を誇るホームページ制作会社です。
福利厚生が良く、従業員が働きやすい環境が備わっていることでも知られています。
沖縄のホームページ制作会社といえばここ!という存在ですね!
これまで5,000社以上に利用された実績もあるそうです。
サブスクでホームページ制作を請け負っているのは画期的ですね!
うちなーてっく
うちなーてっくは、沖縄のソフトウェア開発会社です。
ブロックチェーン技術に関する金融系プロジェクトや日本国外の取引所案件など、グローバルで幅広い案件に携わっています。
沖縄拠点でグローバルに展開しているので、えりんごも注目している会社ですよ〜
終わりに
おかげさまで、沖縄のこと、沖縄におけるITのことが詳しく理解できました!
それは良かったです!
経済特区については今回初めて知れたので、また沖縄に対する見方が1つ変わったなと。
沖縄はアジアのハブでアジア諸国にも近いですし、IT分野での発展も今後ますます楽しみですね!
えりんごも沖縄のITには深い関心を持っているので、これからもどんどん情報発信をしていこうと思います!
「沖縄のITは他にこんなのもおすすめだよ!」、「えりんごに沖縄でITのイベントを開催して欲しい!」という人は、ぜひお問い合わせフォームやTwitterのDMから連絡してもらえると嬉しいです♪